朗読や読み聞かせ、紙芝居…。声を「個性」に活動する20以上の市民団体が一堂に会して行う発表会『声の万華鏡』が10月、おだわら市民交流センターUMECOで開催される。個人や団体、行政や企業など、誰もが「つながる」を基本コンセプトに開館した、UMECOの真骨頂ともいえる取り組みを取材した。
8月25日。本番をひと月半後に控え、参加団体の代表者らが集まり、イベントの打ち合わせが行われた。
参加者を前に、口角泡を飛ばしながら熱く説明するのは実行委員長を務める本多博さん(68)。文学が好きだった本多さんは退職後、朗読会「しろの会」や読書会「明治文学を読む会」などに入会。「朗読生活」は間もなく10年になる。
「文学全般を楽しむ会を作りたい」。本多さんは他の朗読会とのコラボレーションを思いつく。相談したのがUMECOだ。
互いに認め合う
UMECOには現在、400もの市民団体が登録されている。環境保全やまちづくりに取り組む団体から、文化・芸術関連の団体まで活動内容はさまざま。UMECOはそれぞれの団体に活動場所を提供するだけでなく、横につなげる橋渡しをしている。
本多さんの発案からUMECOでは、文学に関連する団体に声をかけた。16の団体からイベント参加の返事をもらった。参加は文学の朗読団体だけでなく、民話や昔話、群読、紙芝居、読み聞かせと多種多様な活動の団体が集まった。栢山で二宮金次郎の教えを広めるために活動している市川美都江さんなども参加する。
初めて顔を合わせる人も多い他団体との打ち合わせ。「静かなところでじっくり聞かせたい」「オープンな場所で聞いてほしい」。最初から意見は対立した。同じ朗読でも考え方が違った。一方で本多さんが考えていたイベントの名称「小田原朗読フェスティバル」は、他団体の人たちとの意見交換で、「声の万華鏡」という一人で考えていたら思いもつかないようなアイデアで磨かれた。
会場の問題はオープンスペースと会議室を併設するUMECOを会場にすることで解決できた。
事前の打ち合わせ後、リハーサルとして朗読「征(いく)の会」の高井征子代表が衣装に着替えて民話劇を披露。参加者は笑顔で聞き入っていた。「自分の専門以外の人たちを認めることで文学的な広がりができる」。本多さんは確かな手応えを感じていた。
「声の万華鏡」は10月9日(日)、午前10時から午後4時。問合せはUMECO【電話】0465・24・6611。
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