富山市議会で見つかった領収証の不備や偽造など、地方議会の政務活動費の不適切な使用が問題になっている。政治不信の高まりが懸念される中、「おらが町」の議会に注目してもらうチャンスと、ある市民団体がホームページ(以下、HP)で小田原市議会全員の政務活動費の出納帳簿と領収証の公開に踏み切った。
公開しているのは小田原市議会を考える市民の会(平野茂樹世話人代表/【携帯電話】090・2907・3200)。同会は、9月17日から全議員の2015年度の政務活動費の出納帳簿と領収証の写しをHPに掲載、誰でも閲覧可能にした。
同会は2009年に発足。その前年に行われた市議会議員選挙の投票率が50%を割りこんだことに危機感を覚えた平野代表らが、もっと市民に議会に関心をもってもらおうと立ち上げた。議会のしくみや市の財政状況等についての勉強会を月に1度のペースで重ね、市議会事務局による出前講座や議員へのアンケートを行うなど、「開かれた議会」を目指した活動を積極的に行っている。
2011年には、本会議で審議された議案に対する各議員の賛否の公開を求める陳情が、3度目の提出で採択された実績を持つ。
開かれた議会を目指す同会では、現在開会中の9月議会で、議員の政務活動費の領収証などをHPで公開することを求める陳情を提出。しかし既に収支一覧がHPで公開され、領収証なども市役所で自由に閲覧できることから不採択になった。
大和市と箱根町はHPで領収証閲覧可
小田原市議の政務活動費は、月額6万5千円で年間78万円。個人に毎年4月と10月に半額ずつ支給される。平野さんは「出納帳簿と領収証も自由に閲覧できるが、市役所開庁時間(平日の午前8時30分から午後5時15分)内に限られ、納税者でその時間に市役所に出向ける人は少なく、これでは見られないのと同じ」と苦言を呈する。県内ではすでに大和市と箱根町がHPで領収証まで公開しており、「不可能な話ではない」という。
今回提出した陳情書には「不採択となった場合は会のHPから検索可能にする」と記載しており、今回のHP掲載となった。平野代表はHPでの掲載について、政務活動費の廃止が目的ではないと前置きしたうえで、「富山市議会の不適切使用の報道で、多くの有識者が『HP公開が不祥事を起こさせない有効な手段』と訴えている。当会のHP掲載が、『チェックされている』意識につながり、不適切な使用があった場合でも、早い段階で芽を摘むことにつながるはず」と期待を込める。
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