一目でわかる地場産野菜 ブランド化で流通拡大期待

社会

掲載号:2017年2月25日号

  • LINE
  • hatena

 生産者と大手スーパーとの直接取引や小売店の減少により、取扱量が減少の一途をたどっている小田原市公設青果地方卸売市場。そんな状況を打開しようと、「小田原いちばやさい」と銘打ち、地場産の農産物をブランド化しようとする取り組みが進められている。

 1972年、県内初の公設青果地方卸売場として開設。野菜や果物をあわせ、ピーク時の1989年度には4万8646トンの取扱量を記録した。

 しかし、流通経路の多様化などの影響を受けて取扱量は年々減少。99年度に初めて4万トンを割り込むと、2015年度には2万1429トンと最盛期の半分以下にまで落ち込んだ。

 こうした状況を危惧し、14年には生産者や買受人による組合などが青果市場活性化検討会を設立。PR戦略として地場産農産物のブランドを確立しようと、取り組みを進めてきた。一昨年には、より一層の浸透を図るためにロゴマークを公募。全国から届いた147作品から選ばれたロゴ=写真上=は昨年、特許庁に商標登録された。

 選定基準の決定を受け、11月からロゴのシールが実用化。入荷する農産物を目利きの卸売業者らが厳選した「小田原いちばやさい」は、市内や周辺地域の青果店など約130店舗に並んでいる。

 市場管理事務所では、「市内または周辺地域で生産されたもの、生産履歴書があることなど、認定には厳しい基準を設けている」とブランドの価値を説明。「いちばやさいが普及することで青果店の販売量が増え、生産者や卸売業者も潤えば」と期待を込める。

「農家を応援したい」

 市内千代にある「スーパーあらや」でも、いちばやさいが店頭に並ぶ。戦後まもない1948年に八百屋として開業、地場産野菜の販売に力を注いできた。同店の小泉利信社長(67)は、「近年は高齢化や後継者不足で、農家は大変な状況」と話し、応援の意味も込めていちばやさいを扱っているという。シールを貼って以来、売上げは伸びているが、「お客さんも舌が肥えている。地場産の安心感もあるだろうけれど、やっぱりおいしいから売れるんだよ」と話した。

スーパーあらやの店頭に並ぶいちばやさい。説明のポスターも掲示している
スーパーあらやの店頭に並ぶいちばやさい。説明のポスターも掲示している

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

伊豆山を継続支援

小田原白梅ライオンズ

伊豆山を継続支援 社会

約30万円を現地に送金

9月18日号

風魔忍者を募集中

小田原市観光協会

風魔忍者を募集中 文化

殺陣習得でショー出演

9月18日号

古典芸能で幕開け

小田原三の丸ホール

古典芸能で幕開け 文化

文化・芸術 創造の拠点に

9月18日号

小田原市がスマホ教室

小田原市がスマホ教室 社会

携帯販売事業者4社と協定

9月18日号

防犯、青少年育成などの力に

防犯、青少年育成などの力に 社会

小田原遊技場組合が寄付

9月18日号

もしかして摂食障害?

当事者・支援者・家族向けセミナー

もしかして摂食障害? 社会

10月9日 UMECO

9月18日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 9月4日0:00更新

  • 8月28日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

森林の魅力 満喫する1日

小田原市いこいの森

森林の魅力 満喫する1日

10月2日(土)に人気イベント「きまつり」

10月2日~10月2日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年9月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook