全国常連の相洋高は、男女15種目で南関東へ。
決勝当日、トラックは雨に濡れいつもと違う感覚だったというが、メルドラム・アラン君(2年)は400mを47秒94で駆け抜け県V。「考えすぎず焦らず」と沈着冷静に、46秒台を狙う。100mで飯田健人君(3年)、110mハードルで久保田竜成君(2年)、進藤隼弥君(3年)が駒を進め、進藤君は400mハードルにも出場する。
中長距離は、昨年の全国中学総体準Vのクレイ・アーロン・竜波君(1年)が800mで2位に。持ち前の我慢強さで、1年生での全国デビューを目指す。3000m障害では、勝俣航希君(3年)も2位通過。3Kmで水濠7回、ハードル28回を飛ぶ種目に「箱根で育った自分向き」と自信をのぞかせた。
IH決勝を目指す4×400mリレーの県Vは通過点。猛者がひしめく今後に望月祐太朗君(3年)は「離されたら終わり。相洋が引っ張る覚悟」で臨む。昨年、IHを逃した4×100mリレーはリベンジの年。先輩から「来年は頼む」と託されたバトンを握りしめ、米川航君(3年)は「忘れ物を取りにいってきます」とIH出場を誓う。
「先輩に近づきたい」
女子は、短距離唯一の3年生で主将の竹内花梨さんが、100mハードルで意地を見せた。前年の県予選で相洋の先輩2人に続いて3位に入った竹内さん。本命として挑み、準決勝で14秒57と1年ぶりに自己記録を更新すると、決勝でも「冬場のハードリング練習が活きた」と県女王に輝いた。
高島姉妹らも躍進。姉・菜都美さん(2年)が200mと400mで県2位に。姉に「相洋なら強くなれる」と言われ入学した咲季さん(1年)も、400mで5位。ほかにも、高橋みず紀さん(2年)が100m6位、小川ひかりさん(1年)が100mハードル5位、400mハードルで合田陽菜さん(2年)が6位に入り、南関東へ駒を進めた。
リレーも4×400mで優勝、4×100mで2位突破。竹内さんは「後輩と大舞台へ」と決意を語った。
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