公共交通機関のバスを利用することで二酸化炭素削減を図ろうと、今年も「バスdeおでかけプロジェクト」が7月1日にスタートした。行政と民間企業が手を組み、道路の混雑緩和や外出促進にも期待が寄せられている。
4回目を迎えたバスdeおでかけプロジェクトは、小田原市とダイナシティ・西武・イトーヨーカドー、箱根登山バス・富士急湘南バスが連携して実施している。商業施設での買い物2000円ごとにバスの無料乗車券が1枚(最大2枚)もらえ、バス停『ダイナシティ』又は『小田原東郵便局前』での乗降時に使用できる仕組みだ。
7月10日にダイナシティを訪れた70代女性は、買い物したレシートをインフォメーションで提示し、乗車券を入手。いつもは車で大磯から小田原まで来ているが、「今度は鴨宮まで電車を使って、そこからバスに乗りたい」と話した。ほかにも、2歳の男児を連れた35歳女性は「いつも自転車なので雨の日とかは助かる。バスは子どもも喜ぶので」、母が高齢だという女性は「車に乗れないのでこれを使って出かけてほしい」など、外出時のサポートとして取り組みを歓迎する声が聞かれた。
県平均上回る車利用
小田原市は2014年9月、「低炭素都市づくり計画」を策定。2050年に二酸化炭素排出量を1990年比で60〜80%削減することを長期目標に据えた。その一環で、2年前に生まれたのがバスを活用したプロジェクトだ。バスでの乗り合わせによって市が排出削減を進める背景には、市内の自動車利用率の高さがある。国土交通省らの2008年調査によると、移動時に『最も自動車を使う』と答えた人が神奈川県平均で29・1%だったのに対し、小田原はそれを大きく上回る45・7%。鉄道やバス、徒歩での移動はいずれも県平均を下回った。
おでかけプロジェクトの乗車券配布枚数は、回を重ねるごとに増加。昨年の利用者アンケートでは、21・6%の人がチケットを使って普段の自家用車からバスへ乗り換えた。台数にすると、車881台分の利用が控えられたことになる。市都市政策課の佐藤一弘さん(40)は「効果は徐々に出ているので、長期的に続けられれば」と手応えを口にする。
乗車券配布は、当日のレシートを持ってダイナシティウエストインフォメーションなどへ(7月末まで)。各日先着100枚、9月末まで利用できる。(問)都市政策課【電話】0465・33・1307
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