健常者と障害者が一緒になってダンス作品を創り上げるワークショップが6月24日、三の丸小学校を会場に行われた。健常者と障害者がふれあう機会を創出しようと、市が企画したプロジェクトだ。昨年8月に全4回シリーズで始まり、11月に最終回が行われた後、来年2月には発表会も予定されている。
「バラの花はどこから見てもバラの花。背中も美しい。さあ、バラの花になりましょう」
3回目となった今回は市内外から28人が参加。バラの花を手にした参加者らはアメージンググレイスをBGMに、思い思いに体全体でバラを表現する。スキップしながら駆け回る、うっとりとした表情で天を仰ぐ、他の参加者と手を取り合ってステップを踏む。方法はさまざまだが、素直な個性が発揮されることで一体感が生まれ、いつしか作品として仕上がった。
指導にあたるのは舞踏家の大野慶人さん(79)。舞踏とは心の内面を踊りで表す日本生まれの身体表現芸術で、大野さんは欧米など世界各国で活躍している。2時間にわたるワークショップを終え、「それぞれの方法で自分を表現するのは大切なこと。一生懸命な障害者の皆さんに、命の大切さ、生きることの大切さを学ばせていただいた」と感慨深げに振り返った。企画した市の担当者も、「障害者の方々は自己表現が素直。健常者にも良い刺激となり、互いの垣根も自然と超えていた」と話した。
共催するNPO法人アール・ド・ヴィーブル(萩原美由紀理事長)は、知的障害者らにアート活動を通じた就労支援を行う福祉施設。色使いや構図など、独創的な感性による作品にはファンも多い。萩原理事長は、「飾らず、素直に自分を表現できる彼らの良さがダンスにも表れていた」と話す。
交流の機会を
19人の命が奪われた知的障害者施設「津久井やまゆり園」における事件からまもなく1年。県は今年度から事件が起きた7月26日を含む1週間を「ともに生きる社会かながわ推進週間」と定めた。
萩原理事長は犠牲となった重度障害者にふれ、「言葉を発したり筆を持てなくても、ささいな表情の変化で気持ちを表現していたはず」と悔やむ。痛ましい出来事を起こさないためにも、「互いに理解しあうためにも、健常者と障害者が関わりあう機会を今後も設けていきたい」と話していた。
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