白熱!ボッチャ 今年から中体連総体に位置付け

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掲載号:2017年9月23日号

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目標の白球に向かってボールを投げる生徒。チームメイトは球の行方を真剣な眼差しで見守った
目標の白球に向かってボールを投げる生徒。チームメイトは球の行方を真剣な眼差しで見守った

 特別支援級の小田原・足柄下地区中学校総合体育大会ボッチャ競技が9月14日、小田原アリーナで開催され、同地区中学校体育連盟に加盟する全14校約110人が参加した。

 昨年までは交流スポーツ大会のなかでボッチャ競技が行われていたが、今年から中体連にパラスポーツ専門部を設置し、他競技の総合体育大会と同等に位置づけられての開催。県内で中学生のパラスポーツ大会は今回が初だという。

 ボッチャは、重度脳性麻痺者やそれと同等の四肢重度機能障害者のために欧州で考案されたスポーツで、パラリンピック正式種目。対戦する2チームが、赤・青各6球を投げたり、転がしたりして白い目標球にいかに近づけるかを競う。ペタンクやカーリングのルールにも似た競技。特別支援級の生徒には一般の部活に所属する者もいるが、制限があるのが現実。そこで、中体連の市川嘉裕会長は「生徒が活躍できる場面が作れないかと考え、体制を整えた。リオでも盛り上がりを見せたボッチャは東京パラリンピックでも注目の競技」と話した。今大会には県中体連の会長も視察に訪れ、「全県的な大会に広がってくれれば」と市川会長は期待を込める。

継承から昇華へ

 昨年までは交流スポーツ大会で自由参加だったが、今年は全校が参加。各校が予選、決勝を行い、競技中は球の位置や投てきの強弱について、生徒自らが戦術的な指示を出したり、喜び合ったりしながら白熱の様相を呈した。

 大会に至るまで、ボールを学校単位で購入したり、他校へ貸し出したり、さらに学校間で練習試合をしてきたという全14校。努力の累積はタイムテーブルを押すほど接戦に結びつき、観覧していた保護者にも球の行方を追わせた。

 競技後に生徒は「楽しかった。違う学校の人とも交流できる」とこれまでの交流スポーツ大会の良さを継承しつつ、「他の球技とは全然違う。力の調整が難しかった。パラリンピックに出てみたい」とまだまだ深められる競技への意気込みを話した。パラスポーツ専門部の興津敬代(ゆきよ)教諭(城北中学校)は「競技を通して協力・達成感・自己有用感の獲得が狙い。今年は全校参加できて昨年より笑顔が多かったように思う。次年度も全校参加で実施したい」と話した。

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