65歳未満で発症する「若年性認知症」を支援する取り組みが、1市3町の行政や医療機関などにより進んでいる。3月に開催されたイベントには当事者や家族など多くの人が訪れた。
3月16日、特別養護老人ホームジョイヴィレッジ(酒匂)で初めて、若年性認知症に関わる人たちの集いが開かれた。当事者とその家族、支援者がともに楽しみ、悩みを共有できる場の提供を目的に実施。主催は小田原市と箱根町、湯河原町、真鶴町の行政、医療関係者らによって昨年9月に発足した「一市三町若年性認知症を考える会」(小林博子代表)だ。
「フレンドシップカフェ」と名付けられた催しには100人を超える人が訪れた。ステージでは講演や楽器演奏が行われ、同会のために小林代表が作詞・作曲した『フレンドシップカフェのうた』を学生やケアスタッフらが披露。「みなさんようこそここへ ここにくればともだちできる ここにくればたのしい」と優しく語りかけるような歌声が会場に響き渡っていた。
藤沢市から訪れた60代の女性は「若年性認知症のカフェが開かれることに感動して来ました。自分の地区でも開かれるといいな」と話した。小林代表は「当事者とその家族、家族を支えるスタッフ、皆が救われる会になればと思う。まずは、一人ぼっちじゃないことを伝えていきたい」。第2回目のカフェも同所で7月に開催予定だ。
「悩まず、相談を」
小田原保健福祉事務所でも昨年度から「若年性認知症家族会」の場を設け、定期的に情報提供や話し合いを行っている。担当者は「まだ周知が必要だが、継続して行うことで関係の構築につながれば」と思いを込める。
3月18日、1市3町在住者を対象に小田原合同庁舎で開かれたシンポジウム。5回目の今年は、当事者の家族や支援者など58人が訪れた。会場では、考える会の小林代表、若年性認知症支援コーディネーター・田中香枝さん、認知症対応型通所施設で管理者を務める峯尾生恵さんと、介護する家族がパネラーを務め、パネルディスカッションを行った。時折、涙を浮かべて体験談を話す家族の話に耳を傾け、小林代表らは「当事者や家族だけで悩まず、私たちに相談することから始めてほしい」と参加者らに呼びかけた。家族会は今年度も継続する。
フレンドシップカフェに関する問い合わせは曽我病院(田中さん)【電話】0465・42・1630、家族会に関する問い合わせは保健福祉事務所保健予防課【電話】0465・32・8000へ。
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