全員相撲で戦い抜いた自信 旭丘高が全国、関東で健闘

スポーツ

掲載号:2019年6月29日号

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仲間の声援を背に上手投げで破ったムンクさんオチルサイハンさん(2年)、野地峻良さん(1年)ら控えメンバーも声を張り上げた
仲間の声援を背に上手投げで破ったムンクさんオチルサイハンさん(2年)、野地峻良さん(1年)ら控えメンバーも声を張り上げた

 土俵上、まわし一本で相手と対峙しなければならない孤独な戦い・相撲。個人競技の色が強いが、仲間の声援に押され、見えない力に勇気をもらえる団体戦もある。今春1年生4人が入部し、3人制・5人制ともフルメンバーで挑めるようになった旭丘高校相撲部(岸田光弘監督)もまた、チームで戦える喜びを胸に、全国や関東の舞台で確かな足跡を残した。

*   *

 相撲の甲子園と称される高校相撲金沢大会(3人制)には2年連続出場。野地嵩良主将(3年)、ムンクジャルガルさん、奥知久さん(共に2年)の布陣で過去最高位に並ぶベスト16に入った。

 昨年未出場のムンクさんも「雰囲気が全然違う。心臓がバクバク」と振り返る、高校生力士憧れの舞台。「勝ちにこだわり、いい大会にしよう」(奥さん)と声を掛け合うと3試合の予選を全勝で通過。続く決勝トーナメントは2回戦で地元金沢市工(石川)相手に大将戦までもつれこむも惜敗し、涙を呑んだ。

 昨年は全国2位の実績を誇る先輩に引っ張られる形で16強に入った。だが今年は「絶対的存在はいない。だからこそ一人ひとり今ある力を出しきり、全国でも通用するようになったと思う」(野地主将)と、全員で掴んだ16強に胸を張った。

5人が揃う力と難しさ

 金沢から戻った翌週からは、5人制の大会が続いた。高校総体出場をかけた県予選では、神奈川の宿敵・向の岡工に2対3と敗北。先鋒・二陣戦と勝利し、全国行きを掴みかけていただけに「最後の星ひとつ。自分だけ勝ってもダメ」(野地主将)。団体戦を制する難しさを痛感した。

 そして6月の関東大会。3位に入れば奥さんと阿部翔稀さん(1年)の出身地・大分県宇佐市で行われる選抜大会への切符を手にできるとあり「2人の故郷へ」を合言葉に、予選全試合を5対0の完勝で突破。ベスト8の一戦で、13連覇中の埼玉栄高と激突した。

 星奈柾輝さん(1年)と野地主将が敗れあとがない中堅戦。ムンクさんが我慢比べとなった一番を上手投げで制し、副将へ望みをつないだ。すると奥さんは40kg程上回る相手に、肩すかしを決める大金星をあげた。相撲は本来礼節を重んじる競技ゆえ、派手なガッツポーズはご法度で、審判から注意を受けることもある。だが、仲間の奮闘にチームは両手を突き上げ、土俵上で2人は喜びを爆発させた。気持ちの入った大一番だった。

 最後は原尾文隆さん(1年)が力尽きたが、王者相手に2対3と健闘した。岸田監督も「優勝校から学ぶ事はたくさんある」と静かに讃えた。

 留学生は同一チームで出場できないルールもあり、これまで5人制は一人欠く状態が続いていた。「5人で戦える事がこんなにも心強いとは」と奥さん。大会続きの2カ月を終えて得たものは、控え選手を含め、8人が一丸となって戦いぬいた自信。今後もチーム力を磨き、高みを目指していく。

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