小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済
公開日:2019.12.21
息づく伝統を若者に
みかん農家に学生訪問
湯河原町内で400年以上の歴史を持つみかん農家「さがさわ農園(常盤幸宏18代目推定)」が行っている昔ながらの手法を学ぶために12月2日、日本大学生物資源科学部食品ビジネス学科産業社会学研究室(川手督也教授)の学生が同農園を訪れた。
同農園では収穫したみかんをすぐに出荷せず、専用の貯蔵庫に一定期間保管し熟成させるという手法を取り入れている。酸味が減り滑らかな味になるのが特徴だが、手間と時間がかかることから現在、この手法で栽培しているのは町内に数件しかないという。研究室では「質の高い食を題材として、食をプロデュースすることを実践的に学ぶ」をテーマに取り組んでおり、同農園の貴重な手法を学び取り組みに生かそうと地元商工会を通じ訪問した。
常盤さんは学生を土壁で作られた専用の保管場所に案内し、温度管理の大切さを説明した。その後、収穫作業を体験しみかんの試食が行われた。湯河原町在住の宮澤陸さん(3年)は常盤さんの手法を聞き「伝統的な手法をもっと広めていく必要があると思う」と話した。常盤さんは「若い人に湯河原のみかんを知ってもらう良い機会になった」と広がりに期待した。
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