連載 茂るは竹だが役に立つ・完 耕作放棄地は「資源の山」 不要な素材に新たな命を

社会

掲載号:2020年11月21日号

  • LINE
  • hatena
伐採した竹で製作したかごを手にする本多さん
伐採した竹で製作したかごを手にする本多さん

 小田原の耕作放棄地に繁茂し過ぎた竹林を伐採し、竹材として地域に役立てたい―。本来なら廃棄されるはずだった素材に、新たな命を吹き込もうというプロジェクトが市内で進んでいる。資源利活用に向けた有志たちの活動を追った。

 11月8日、市内国府津の交流スペース「ブレンドパーク」は、不要なものにアイデアを加え価値あるものに変える「アップサイクル」イベントでにぎわっていた。

 竹細工職人の本多典子さんは、同プロジェクトを企画した建築士の杉山大輔さんらが市内沼代の耕作放棄地で11月1日に開催した竹林伐採イベントで切り出した竹を使い、竹かごなどを製作した。「しなやかだけど丈夫で、捨てても土に還るのが竹細工の魅力。日常の中に取り入れ、竹の良さを感じてもらいたい」。そう話す本多さんのブースでは、竹のオーナメントづくりのワークショップも開かれ、来場した多くの親子連れなどが制作を楽しんでいた。

 伐採イベントにも参加した開成町在住の50代の男性は「耕作放棄地には、これだけ多くの『資源』があることに驚いた。こうした取り組みは小田原だけで終わらせず、世界に広まってほしい」と話していた。

 杉山さんら有志は、切り出した竹の一部を市内の漁港で海水に漬けるなどし、防腐効果を持たせた竹垣づくりにも取り組んでいる。竹垣を地域の施設や住宅などに設置し、市街地の景観向上につなげたいという。「イベントを通じた素敵な出会いも多く、開催して良かった。山と海と街をつなぎながら、今後も定期的に続けたい」。地域活性化の未来を見据え、杉山さんが力強く語った。

漁港で竹を海に漬けた(BREWSTUDIO Inc.加藤恵一さん提供)
漁港で竹を海に漬けた(BREWSTUDIO Inc.加藤恵一さん提供)

12/12 イヨダ人形大供養祭

予約不要。当日にイヨダ友の会入会で供養料0円。

https://www.iyoda-funeral.com/

<PR>

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

市役所に眠る作品に焦点

市役所に眠る作品に焦点 文化

7日からロビーで企画展

12月5日号

芝生化取り組みを紹介

芝生化取り組みを紹介 教育

学校関係者ら参加

12月5日号

今年は縁起物のみ出店

今年は縁起物のみ出店 文化

17、18日、飯泉観音だるま市

12月5日号

工夫凝らして呼びかけ

工夫凝らして呼びかけ 社会

小田原白梅LC(ライオンズクラブ)が献血

12月5日号

ボージョレ、露天風呂で乾杯

ボージョレ、露天風呂で乾杯 文化

箱根小涌園ユネッサン

12月5日号

自分らしさアートで表現

あっとほーむデスク

  • 9月19日0:00更新

  • 11月2日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年12月5日号

お問い合わせ

外部リンク