小田原市立町田小学校(藤本明美校長)の運動場に11月2日、二宮金次郎(尊徳)像が建立された。昨年迎えた創立75周年の記念事業のひとつとして、同窓会を中心とした「町田小の子どもたちに二宮金次郎像を贈る実行委員会」が設立され、呼び掛けに賛同した110を超える企業や個人から寄付が寄せられた。
除幕式には守屋輝彦小田原市長、栁下正祐教育長、根上寿雄足柄地区自治会連合会長らも参加し、児童らと綱を引くと薪を背負った金次郎の銅像が姿を現した。
同窓会長も務める田嶋浩充実行委員長は、「今日から皆さんのそばに金次郎さんがいます。校歌にあるように『明日の日本を負いて立つ』ような活躍できる人が、この中から一人でも多く出るように期待しています」と言葉を贈った。
児童を代表して小野海星さん(6年)は、4年生の尊徳学習で学んだ「積小為大」の言葉に触れ「町田小の校訓『継続は力なり』にも通じる。その教えを受け継ぎ、これからもみんなで力を合わせて進んでいきたい」と抱負を述べた。藤本校長は「多様性を認め合ったり学び合ったり、教育の目標と尊徳の教えは通じるものがある。シンボルがあると児童も意識できる」と話し、寄贈への感謝を示した。
同委員会は、田嶋委員長と藤本校長のほか、報徳二宮神社崇敬会の小田原報徳社古川達高副社長、同神社草山明久宮司、田嶋享ヤオマサ名誉会長がメンバーとなっている。
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