eスポーツを活用した観光施策を進めている小田原市が、昨年11月から市内高校に対してゲーミングパソコン等の貸出を開始している。高校でのeスポーツ部創部を目指した取り組みで、現在はモデル校となった県立西湘高校に貸出が行われている。
市内にはeスポーツを部活動として設置している高校はない。市は新たな文化の定着を図り、それに伴う共生社会の実現を目的に、競技人口が一番多い高校生を対象に市内のeスポーツ普及を進めようと創部支援を始めた。
モデル校に選ばれた同校は市が主催するイベントへの参加が多く、昨年5月には同好会が立ち上がるなど、eスポーツの創部意欲が高い。創部に向けてサポートする永石健人教諭は「運動が苦手な生徒でも活躍できる場所を提供したい」と話している。
現在は運動部と掛け持ちの生徒も含めた1、2年生25人が週3、4回集まって活動を継続している。ゲームの全国大会予選にも出場する八亀海斗さん(2年)は「部活動にするためにも大会に出て実績を残していきたい」と話す。
市は現在、貸出内容やガイドラインなどを整備し、同校に続く貸出希望高校を募集している。詳細は市観光課【電話】0465・33・1521。
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