曽我別所梅まつり観光協会と(一社)小田原市観光協会が主催する第54回小田原梅まつりが2月3日(土)から29日(木)まで開催される。今年も会場は富士山や箱根を背景に咲き誇る約3万5000本の梅が楽しめる曽我梅林と、天守閣や銅門、常盤木橋を背景に約250本の梅が咲く小田原城址公園。
小田原市の梅は、関東3大梅林にも数えられる曽我梅林を中心に栽培され、神奈川県下で最も多い生産量を誇っている。小田原の梅の歴史は古く、北条氏が統治していた以前から栽培されていた。戦国時代には兵糧用にするため、城下に梅の木が多く植えられたという。箱根越えの宿場町として栄えた際には、旅人の必需品として梅干しが重宝された。長年多くの梅製品が生産され、江戸時代には『東海道中膝栗毛』などに梅漬が小田原の名産品として登場している。
曽我別所梅まつり観光協会の川久保和美さんによると、曽我梅林では、特産の十郎をはじめ、白加賀、南高、杉田、枝垂れ梅など、数多くの品種を栽培しているため、長い期間にわたって梅の花を楽しむことができるという。今年の開花については早い傾向にあり、開園式には会場付近の十郎が5分咲き以上の見込み。川久保さんは「コロナ下の窮屈な生活から開放されつつある中で、広い土地の別所梅林でゆったりと梅を見てほしい」と呼び掛けている。
自転車貸出も
まつり期間中の土、日、祝日は、梅の里センター(曽我別所807の17)で普通自転車(1日500円)や電動アシスト付き自転車(1日1000円)の貸出を行っている。観梅以外に曽我地区の史跡巡りなどにも利用できる。予約受付は午前9時から午後4時。自転車貸出の受付・問い合わせは、NPO法人小田原ガイド協会【電話】0465・22・8800。
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