神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

進む「想定外」の津波対策 自治会と協力し避難経路、避難場所を確保

公開:2011年5月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
市職員と地図に落とし込まれたデータを確認する加藤市長
市職員と地図に落とし込まれたデータを確認する加藤市長

 東日本大震災後、小田原市でも津波の防災対策が急ピッチで進められている。海岸部の近隣市町村と共同で、防災マップの根拠となる浸水エリアの見直しなどを3月中に神奈川県に要望。専門的見地からの新たな分析を待つ間、市では独自に避難経路や避難場所の確保などを進めている。

 平成19年に作られた現在の小田原市防災マップは、最大3・33m浸水の津波を想定。西湘バイパスが防波堤の役割を果たすことで、海岸線を除く内陸部への浸水はほぼ想定されていない。

 東日本大震災を受け、小田原市は大型の津波発生を想定し、内陸部への浸水に対する備えを始めた。3月15日に加藤憲一市長は海岸部を視察し、地形や道路、高層の建物の状況などを確認。市地域政策課では、海抜10m未満のエリアと10m以上のエリア、3階建て以上の建物の地図上への落とし込みを4月12日までに終えた。高齢者が5分で歩ける距離を400mと設定し、海抜10m未満のエリアからの避難範囲を把握。地図上のデータをもとに現在、自治会連合会との話し合いを行っている。今後は住民、建物所有者、市との三者間の協定を目指し、避難場所の周知、訓練を実施していく予定だ。

 また、防災無線が聞こえにくいエリアがあることから、市では4月12日から防災メールの新システムを導入。登録者1万人強へ、一度に配信できるようになった。市職員の発案により、震災直後の3月13日から「ツイッター」を利用して配信を開始したところ、フォロアー数は4月26日現在で1000人を超えている。FMおだわらでは市と連携を図り、防災無線と同時に同様の内容を伝えている。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

まちに住んだ著名人の記録

十字町商店会

まちに住んだ著名人の記録

歴史冊子「ヒストリア」刊行

5月18日

箱根町が県内最低

合計特殊出生率

箱根町が県内最低

唯一「1.0」を下回る

5月18日

優勝目指し「アツマーレ」

湘南ベルマーレF

優勝目指し「アツマーレ」

小田原駅前で開幕イベント

5月11日

阿武剋関に化粧まわし贈呈

旭丘高校

阿武剋関に化粧まわし贈呈

同校出身、新十両に昇進

5月11日

若き山田太一氏の足跡

小田原高校中等教育史料館

若き山田太一氏の足跡

母校との縁 企画展で紹介

5月4日

末裔集い「戦国武将サミット」

末裔集い「戦国武将サミット」

講演会、大茶会など3日間

5月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

  • 5月4日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook