町田小5年生が挑戦 被災地に手づくり梅干を
市内寿町の町田小学校(加藤始校長)で20日、梅干し作り教室が行われた。
東日本大震災で被災した福島県相馬市へ「小田原の名産の梅干を手づくりして送ろう」と、同校の5年2組の児童が話し合って行ったもの。講師には児童が通う習字教室の田中静江さんと、同学区36区自治会長で「梅干漬ける友の会」代表の川口秀一さんが招かれた。
この日は用意された青梅388個(10kg)を漬け込んだ。児童は6班に分かれ、1班60個から70個ほどの梅を担当。川口さんの指導のもと、1つひとつの梅のヘタをていねいに取り、塩をもみ込んでいった。松田大樹(たいき)君は「手がしみるけど被災地のために頑張る」とコメント。皆で協力して作業にあたった。
最後に全ての梅を漬け樽に移し、重しの石を載せて保存。5日ほどで塩の濃度を調整する天地返しを行い、約1カ月漬け込むという。千葉梨央さんは「初めて梅干作りをして大変さがわかった」と話し、星野航太君は「うまい梅干を被災地に送りたい」と表情を引き締めた。
この日の梅干は天日干しやシソの漬け込みを行い、11月頃に完成する予定。
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