おだわらを拓く力(加藤けんいち後援会)主催の再生フォーラムが先月26日、東日本大震災で甚大な被害を受けた相馬市の立谷秀清市長を招いて、小田原お堀端コンベンションホールで開かれた。小田原市は二宮尊徳の縁で、相馬市の復興を支援している。
当日は防災意識の高い市民らおよそ300人が来場(主催者発表)。立谷市長は、地震発生直後の情報収集の大切さから、医療、物資確保、避難所、放射線などへの対策、そして復興までのビジョンを語った。加藤憲一市長は、津波対策の強化など小田原市の取り組みを紹介した。
加藤市長との対談で立谷市長は「被災現場では電話が不通になる。情報伝達の手段として無線が非常に有効」と訴えた。また、2年前から自衛隊や警察、消防と連携して行っていた図上演習について触れ、「落ち着いて行動することができた」などと話した。
対談の最後に立谷市長は相馬市と小田原市の防災協定を提案。医師でもある立谷市長が「小田原が被災した際には医者として助けにいく」と述べると、会場から拍手が沸き起こった。
参加者からは「被災地の現場の声を聞いて、他人事ではないと思った」「立谷市長のリーダーシップと行動力に感服した」などの声が聞かれた。なお、会場で集められた参加費は、相馬市の震災孤児基金に寄付される。金額はホームページで公開の予定。
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