卵の発見ならず 海岸に残されたウミガメの足跡…
今年もウミガメが酒匂川河口付近の山王海岸に訪れた。昨年は同海岸で産卵、孵化ともに確認されている。
12日早朝に同浜で釣りをしていた男性が発見し「ウミガメが産卵している」と市に連絡。新江ノ島水族館と海洋生態学研究センターのスタッフが現地確認を行った。波打ち際から約50mの現地にはアカウミガメのものと思われる足跡(砂の模様)が残っていた。スタッフらが産卵したと思われる場所で直径約2m、深さ70cmの穴を掘ったが卵は発見されなかった。「産卵する前は親カメはとても敏感。外敵から守るためにダミーの穴を掘ることもある」とスタッフらは話す。アカウミガメは1シーズンに2〜3回産卵するため、また同海岸を訪れることも考えられるという。
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