直接渡す応援の心 小田原遊技場組合が石巻を訪問
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。市内11のパチンコ店が加盟する小田原遊技場組合(萩原哲二組合長)の組合員12人とともに3月12日、被災地の現状を取材した。
同組合では震災直後から加盟ホールに募金箱を設置、来店客や従業員に支援を呼びかけてきた。震災から2年を機に被災地に直接義援金を届ける視察旅行を行った。
石巻市役所で内海正博福祉部長に義援金45万6448円を手渡した組合員らは、内海さんが語る震災当日から現在までの石巻市の復興の様子に聞き入った。組合から被災地への寄付は8回目となり、累計は204万1025円にのぼる。
その後津波で壊滅的な被害を受けた門脇(かどのわき)地区を訪れた。かつて1700世帯が暮らしたこの地域は現在も更地のまま。道を隔てて非可住地域に指定されている場所は公園になる予定だという。水道工事会社社屋の柱1本のみが残る場所に設置された献花台には絶えず人が訪れていた。
萩原組合長は「自分たちの手で義援金を届けられ、被災地の現状も見られて良かった」と話した。組合員からは「せっかくできた交流をこれで終わりにせず、今後も続けていきたい」という声が挙がった。
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