曽我病院が初受賞 県の救急医療功労者表彰
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2013年9月21日
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病院長として受賞について語る長谷川剛先生
市内曽我岸の公益財団法人積善会曽我病院（長谷川隆三理事長）が、平成25年度神奈川県救急医療功労者表彰を受賞した。同院の受賞は初めて。９月５日には横浜市中区の神奈川県総合医療会館で表彰式が行われ、長谷川剛院長が賞状と盾を受けとった。
本紙の取材に対して長谷川院長は「長年培ってきた成果が評価され、素直にうれしい。ただ、この受賞は24時間体制を支える医師や看護師、スタッフなどの支えがあってこそ。今後も地域に根付いた病院として、より一層頑張っていきたい」と抱負を語った。
積極的な救急体制に評価
神奈川県救急医療功労者表彰は県内の救急医療で他の模範になる団体や施設、個人に贈られる。救急医療の発展と県民の救急医療に対する理解を深めることなどを目的に１９８２年に設けられた。31回目の今回は、県内６団体、６個人に贈られ、市内では曽我病院が唯一、受賞した。
曽我病院は救急患者受け入れの早期取組みや休日・夜間救急医療体制の確立などが認められた。また県西地域の中心的精神病院として重要な役割を担い、救急医療の発展に果たしている功績が多大と評価された。
曽我病院は地域に開かれた精神医療の拠点として１９３２年に創立。今年５月には急性期症状の患者に対し、短期集中治療を行う精神科救急入院料基準の認定を受けた。現在、精神科救急入院料、精神療養、認知症の３病棟で計３９９床を抱える。
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