ボランティアでポイント 市が高齢者の活動を支援
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2013年12月7日
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ハーモニカを演奏する同好会
60歳以上の人が介護施設などでボランティア活動をするとポイントが貯まる「アクティブシニア応援ポイント事業」が、小田原市で10月からスタートした。
ボランティアの参加希望者は登録を行い、受け入れ施設と日程を調整。活動１時間以上で１ポイント、年度末にポイントは精算され地場産品（予定）と交換できる。高齢者の社会参加と生きがいづくりを目的とした事業には、10月の１カ月間で延べ62人が参加。有料老人ホームなど38の受け入れ施設で、登録者が歌の披露や体操指導を行った。
市内小船の介護老人福祉施設「たちばなの里」では11月29日、シルバーハーモニカ同好会による演奏が行われ、通所者たちは音楽に合わせて歌ったり手を叩いたりしていた。毎週の練習に加え、月４回は市内施設で演奏するという同好会の勝間田新司さん（69）は、「みなさんの励みになればと思い訪問している。自分たちも人前で腕を披露することで楽しませてもらっている」と話す。施設に通う女性は「歌うと元気になるので、いつも楽しみ」と頬を緩ませ、歌を口ずさんでいた。
福祉施設の活性化促す
市の新事業に対し同施設の斉藤洋子施設長（73）は「高齢化が進む中でボランティアの力は大きい。施設が閉鎖的にならないよう、外の風をどんどん入れてほしい」と期待を膨らます。
問合せは高齢福祉課【電話】０４６５・３３・１８４１。
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