お城の松が水車に 再生可能エネのシンボルに
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2013年12月14日
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水車は直径３・８ｍ
市内荻窪の駒形水車が11月26日に付け替えられた。
小田原市は駒形水車で発電し、再生可能エネルギー活用のシンボルとして行っているモデル事業。小田原城北工業高校と共に水車を活用した発電の検討や発電機の設置をすすめている。
当日は同校の相原隆文教諭と電気研究部の３年生７人が建屋内外を清掃。同時に「せりざわたけし工務店」の大工が、１カ月ほど前に取り外された芯棒に新しい水車を取り付けた。取り付けられた水車は倒木した城址公園の松。芹沢毅棟梁が預かっていた松の木を「何かに活用できないか」と思案していたところ、水車付け替えの話が持ち上がった。松は松脂で表面がコーティングされるため、水に浸かっていると乾燥状態よりも長持ちし、水に耐性があり適しているという。
今後は水車の回転数を測定し、発電機の選定や、作られた電気の使用法を決める。同校の生徒が工事や設置を行い、２月頃の設置を目標とする。芹沢棟梁は「生徒たちの想像以上の活躍に応えて、水車も頑張っている」と労った。
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