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連載【1】 支援の輪 手から手へ 相馬市に季節の贈り物

社会

公開:2014年1月11日

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相馬と小田原、両市の市民でポストを囲む。ポストはその後、相馬市役所に移された
相馬と小田原、両市の市民でポストを囲む。ポストはその後、相馬市役所に移された

 二宮尊徳の縁でつながる小田原と福島県相馬市。東日本大震災以降、被災地復興に向け、市民レベルで息の長い支援が続いている。2013年12月、相馬市を訪れた市民団体に同行取材した。

 相馬市塚田地区仮設店舗前の広場で毎週末行われている「そうま復興マルシェ」。年内最後の開催となった12月22日、小田原産ヒノキの間伐材で作った木製ポストと小田原みかん約400kgが華を添えた。ポストとみかんは、郵便局関係者や、木材を提供・製作した「報徳の森プロジェクト」のメンバー、収穫を企画した「小田原のこころを届けるプロジェクト」の有志ら24人が直接届けた。

 会場ではポストの除幕式が行われ、マルシェを訪れた地元住民らから歓声が湧き起こった。発案した、酒匂郵便局の川瀬潤(ゆたか)局長は「支援の気持ちが形になり、喜んでもらえて感無量です」と顔をほころばせた。相馬市の吉野光一産業部長は「木のぬくもりあふれるポストに絆を感じる。今後、有効に活用していきたい」と謝辞を述べた。

 早川と曽我で収穫されたみかんは、マルシェの詰め放題企画に提供された。ビニール袋を手に列をつくった相馬市民からは「美味しそう」という声とともに笑顔がこぼれた。マルシェを主催するNPO法人相馬はらがま朝市クラブの高橋永真理事長は「小田原からの支援は本当に心強い。絆に感謝して、前に進みたい」と喜びを語った。

 小田原市民が応援メッセージをしたためた木ハガキ1000通超も贈られ、クリスマスイヴの夜に相馬市内の仮設住宅に配られた。
 

想いがこもった木ハガキ
想いがこもった木ハガキ
みかんの前には長い行列ができた
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