小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2014年3月1日
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熱戦を繰り広げるＦＵＭＡ（上）
市内在住のプロレスラーが活躍している。リングネームはＦＵＭＡ（27）。インターネット上で公募し「地元小田原を盛り上げたい」との思いから、かつて北条家に仕えたという忍者、風魔小太郎にあやかり名付けた。
20年ほど前には小田原アリーナや旧野球場（現在御用米曲輪の発掘調査地）などで度々行われていたプロレス公演。幼い頃、ブラウン管を通してではなく、生で観たプロレスに一気に惹き込まれたという。同時に「観るのではなく、自分がやるんだ」と決心。プロレスをやるために、中学・高校で柔道、大学では空手に打ち込み、卒業とともに都内のプロレス団体『ユニオン』の門を叩いた。
以前は覆面レスラーとして沖縄で修行していたこともあった。現在は試合にトレーニングと、タイトなスケジュールで巡業する。「大変だが、地方ほど観客が一挙手一投足にストレートに反応してくれるのでやりがいがある」という。
昨年小田原城二の丸広場で行われた『天下一忍者決定戦』。名前の由来にもなった６代目風魔小太郎を決めるレースは出場するつもりだったが、試合と重なったために不参加。「今年は日程が合えばぜひ参戦したい」と闘志を燃やす。
「有名なレスラーになって、小田原で凱旋公演がしたい。小さな頃に観た感動を子どもたちに―」と夢を熱く語る。その日へ向かって今日も鍛錬に励む。
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