小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2015年10月24日
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大樋年雄さん
茶道裏千家の家元が集まる淡交会の小田原支部が９月27日、小田原市民会館で定期巡回講演会を開催した。
石川県金沢市で３５０年の歴史を持つ大樋（おおひ）焼の継承者、大樋年雄さん（55）が講師を務め、「金沢の矛盾文化と大樋焼―北陸新幹線開通で想うこと―」と題し、１時間半にわたり講演した。
陶芸の世界にとどまらず、観光バスのデザインや空間プロデュースなども手がける大樋さんは、高校から大学までを静岡で暮らし、小田原や大雄山を訪れたこともあるという。
集まった３００人超の会員は、京都から学び独特の世界を作り上げた金沢の文化や、北陸新幹線の開通にともない変化する街と芸術の関係性などを、巧みな話術で披露する大樋さんに魅了されていた。
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