鮮やかな色彩のノートや便せん、クリアファイルやバッグ。ハルネ小田原や万葉の湯など市内5カ所で販売されている「アール・ド・ヴィーヴル」オリジナルの雑貨は、知的、身体、精神障害があるアーティストたちがデザインしたもの。最近は受注生産の名刺「つながるカード」や、絵画作品のリース展示も人気だ。
アーティストたちの活動を支えるのは、小田原で2013年に設立したNPO法人アール・ド・ヴィーヴル。市内南町在住の美術家、中津川浩章さんがアートディレクターを務め、一人ひとりの個性や才能を仕事につなげている。4月には就労継続支援B型事業所を久野に構え、障害のある人が就労先として毎日通える施設をオープンする予定。
「作業」ではなく、「創造」することが特徴の新しい働く場。作品やグッズが売れることで作者の収入に反映される。絵画や造形、織物、陶芸などのアートを中心とした表現活動に加え、ブルーベリー園の管理運営も行う。「才能は、最初からはわかりません。絵を描くことや物をつくること、自然や土が好きな方、自分の可能性に挑戦したい人にぜひ来ていただけたら」と、同法人理事長の萩原美由紀さんは話している。
新拠点には平日の午前9時から午後5時まで支援スタッフが常駐。土日はワークショップを行う。問合せは同法人【電話】【FAX】0465・25・4534、【URL】http://artdevivre-odawara.jp
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