小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2016年10月8日
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盟約書を手にする加藤市長、石森八王子市長、花輪寄居町長（左から）
小田原市と八王子市、埼玉県寄居町による姉妹都市盟約の締結式が10月１日、八王子市いちょうホールで行われた。締結は２０１７年に市制１００周年を迎える八王子市の記念事業の一環で、４００年前に北条氏政・氏照・氏邦の３兄弟が領土を治めた３市町が再び手を携え、友好発展に尽くすことを誓った。
冒頭、石森孝志（たかゆき）八王子市長は「これまでも、北条氏ゆかりの観光イベントなどを通しさまざまな交流があった。来年の１００周年を機に、より一層の連携強化を図りたい」とあいさつ。今年５月の北條五代まつりで姉妹都市提携の打診を受けた加藤憲一小田原市長が快諾し、盟約締結に至ったことを明かした。
続いて、石森・加藤両市長と花輪利一郎（としいちろう）寄居町長は、戦国時代に争うことなく各領地の繁栄に努めた北条三兄弟の歴史に基づき、相互に友好と理解を深めることが記された盟約書に署名。加藤市長は「圏央道の開通で、小田原・八王子・寄居が２時間でつながった。民を安んじ、誇るべき治政を行った北条五代の教えを顕彰し、手を携えて発信していきたい」とコメント。
花輪町長も「北条氏の導きのよう。領土も小さく、（寄居を治めた）氏邦は手のかかる弟だが、足並みを揃えて相互の発展に尽くしたい」と続けた。
戦国時代、北条氏の三代目・氏康の嫡男の急逝を受け、次男の氏政が家督を継いだ。氏政が本城の小田原城を、三男の氏照が八王子城と滝山城、四男の氏邦が鉢形城を治め、北条氏の関東支配を支えた。天守閣が存在するのは小田原城のみ。
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