小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年3月4日
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第22回全国梅サミットが2月17・18日に湯河原町で開催され、大宰府や奈良、水戸など梅林で知られる12市町との意見交換に加藤憲一市長が加わった。
小田原市は2年前にサミット会場となり「梅の可能性と地域振興」などを話し合ったほか、梅林の脅威となるPPV(ウメ輪紋ウイルス)根絶などを求める要望書を農水大臣に提出している。ウイルスはアブラムシを媒介に感染し、成熟前の落果や果実表面に紋様を出すといった被害を出す。人には感染せず、梅の実を食べても無害。拡大を防ぐにはアブラムシを防除したり感染した樹を伐るしかなく、サミットメンバーの青梅市は2万本以上の伐採を余儀なくされた。
今回は再びPPV対策をクローズアップ。首長らが「アブラムシの発生を監視する」「ウイルスの発生していない地域の苗を使う」などの対策を出し合った。加藤市長は8年ほど前にフラワーガーデンで感染が見つかった当時を振り返り、170本を伐採して根絶した事や、園地を整備する際に各地から梅の苗を取り寄せた経緯などを説明。情報共有の重要性を語った。
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