小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2017年5月13日
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中学生以下を対象に先着２００束をプレゼント
小田原駅東口スクランブル交差点近くの古屋花店（古屋正広社長）で５月14日（日）、母の日のプレゼントに役立ててもらおうと、店頭で中学生以下の子ども達にカーネーションの花束を配布する（先着２００束）。
「花屋は母の日になると値段を上げるのかい？」。取り組みのきっかけは、先代社長の正義さんが相洋高校教諭だった光山樹太郎さんから受けた一言だった。
光山さんはとある花屋の前で、泣きじゃくる兄妹に出会った。母の日の贈り物としてカーネーションを買いに来たところ、値段が前日より高くなっていてお金が足りないという。そんな様子を不憫に思った光山さんが不足分を与え、兄妹は無事買うことができた。
この話を聞き、母を思う子どもの気持ちを無下にしたくないと考えた正義さんは、「いっそのこと無料にしよう」と決断。詩人でもあった光山さんによる母をテーマにした詩を添付し、中学生以下を対象に花束のプレゼントを始めた。今から35年前のことだ。
以来、正義さんや光山さんが他界した今もなお、その思いを受け継いだ正広さんが毎年恒例の企画を続けている。
問い合わせは【電話】０４６５・２２・３０４３へ。
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