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妙善寺で上棟式 「日本最古」金剛組が施工

文化

公開:2017年5月13日

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祝い言葉に合わせ棟木を打ち固める「棟打之儀」
祝い言葉に合わせ棟木を打ち固める「棟打之儀」

 酒匂の眞如山 妙善寺(加納信悟住職)で4月29日、本堂新築上棟式が執り行われた。

 施工は、株式会社金剛組。飛鳥時代の西暦578年創業という「日本最古」の企業としても知られ、国指定重要文化財なども手掛ける社寺建築のトップ企業だ。

 老朽化が進んでいた本堂の建替えは2014年8月に決定。檀家の一人が同社と人脈があり、熱心な働きかけにより施工が実現した。

 新築の本堂では、屋根が入母屋造りから耐久性の高い寄棟造りに変更。設計を担当した東京本店設計部・福原敏充課長は「海が近い厳しい環境を考慮した。20年、30年では無くもっと長く耐えられるためのもの。寄棟は形状がシンプルであるゆえに軒反りや稜線の設計に気を配った」と話した。

 式では檀家や関係者が見守るなか、加納住職や式衆の僧侶が読経し工事の無事を祈念。続いて伝統の衣装をまとった宮大工が、槍鉋(やりがんな)で四方の柱に向かい「水」の字を書く清鉋(きよめがんな)之儀を行った。建築で大切な水平や、火から守るという意味が込められているという。

 その後、屋外に場所を移すと、祝い言葉に合わせて棟木を打ち固める棟打(むなうち)之儀、天と地に矢を放ち邪鬼を払う鳴弦(めいげん)之儀などが厳かに行われた。

 加納住職は「日蓮大聖人降誕800年、寺の開創450年という節目に本堂を建築することができた。長い歴史を持つ金剛組に手掛けていただくなど、皆様方とのご縁に謹んでお礼を申し上げる」と感謝を述べた。
 

柱に向かい槍鉋で「水」の字を書く宮大工
柱に向かい槍鉋で「水」の字を書く宮大工
読経する加納住職
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