小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2017年6月10日
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住吉橋を前に行われた起工式
史跡小田原城址住吉橋保存修理工事の起工式が６月７日に執り行われた。施主となる小田原市から関野憲司文化部長、施工者の山一産業（株）、下請けの（株）せりざわたけし工務店ほか、小田原地区木材業協同組合、鳶の和田組など関係者20人が参列。報徳二宮神社の藤村直材（なおき）禰宜が祝詞をあげ、工事の安全を祈願した。
起工式には、27年前の住吉橋復元工事で指揮を執った宮大工の芹澤伸明さんも列席＝写真中。同時期に架け替えを行っていた伊勢神宮の宇治橋を訪れ、カメラ等で記録することを許されなかった技術や知恵を、帰りの電車で懸命に書き留めた思い出などを語った。
起工式後、擬宝珠（ぎぼし）の中から27年前の竣工時に付けられた「銘札」が取り出された。山橋敬一郎市長（当時）の名が記された札は、文化財課で保管される。
架け替え工事は２０１８年３月末までの予定。
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27年前の「銘札」
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