小田原市が11月に2つの防災訓練を行った。自発的に広域避難所の運営を考えるHUGや全庁舎、全職員を対象に災害対策本部訓練を行うなど、既存の訓練とは異なるアプローチで防災対応能力を高める狙いだ。
災害時の避難所運営訓練の必要性を感じた職員からの発案で、市役所職員が有志で集まり、11月15日に庁内でHUG訓練を行った。
HUGとは避難所で起こる出来事にどのように対応していくかをゲーム感覚で模擬体験し、マニュアルを読むだけでは想像できない部分を補い、より現実(災害時)に沿ったシミュレーションをしていくもの。
広域避難所が開設された想定で運営本部の市役所大会議室は緊迫したムードに包まれた。年齢や性別、国籍をはじめ、それぞれが抱える事情が記されたカードが読み上げられると、プレーヤーが避難所や教室に見立てた平面図に次々に避難者を割り振った。「トイレが山盛りに」「内閣総理大臣が見舞いにくる」「報道用の駐車場は」「病院の受け入れ体制は」―次々に飛び込んでくる要求には対応策を掲示板に貼り出し、どの場所を何に使うかを敷地図に記入した。
体験した職員からは「実際にその場で判断するのは難しい」「頭の中のキャパがいっぱいになる」「ルールがないので状況に応じて作成していかなくては」という課題が出されたほか、「自治会や地域にも意識付けを含めて広めていかなくては」という意見も上がった。
全庁、全職員対象に訓練
翌日16日には神奈川県公表の神奈川西部地震被害想定に基づき、発災24時間後から30時間後までを対象とした訓練が実施された。全職員を対象者とする訓練は初。各部の担当者が計画段階から携わり、参加者に事前に情報を公開しないブラインド形式で行った。
当日、訓練開始から終了まで各部に発信された未公開情報は「避難所で毛布が足りない」「救助を要請された」など563本に上り、状況に応じて災害対策本部会議や加藤憲一市長の緊急記者会見が行われるなど、より現実的な内容となった。市防災対策課は「職員の防災意識を高める機会となった。各課が作成した想定資料は今後の強みになる。来年も同様の形で続けていきたい」と話した。
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