江戸時代、独自の仕法で荒廃する農村を復興した、小田原出身の二宮尊徳(金次郎)の生涯を描く映画『地上の星―二宮金次郎伝―』が、いよいよクランクインを迎える。メガホンをとるのは五十嵐匠監督、金次郎役は小田原ふるさと観光大使の俳優合田雅吏さん、小田原藩主・大久保忠真を榎木孝明さんが演じるほか、オーディションで選ばれた地元の子どもも出演する。
ロケは3月7日(水)からの数日間で小田原城や富士山の情景を、下旬には栢山で合田さんも参加して酒匂川のシーンを撮る。4月下旬には南足柄市内での撮影も予定されている。完成は今秋の予定だ。
「推譲」の精神で募金呼びかけ
地元から映画製作を盛り上げようと1月に、地域の政治、経済、文化等各分野のメンバーが参加して「市民応援団おだわら」が発足。応援団では尊徳が説いた報徳仕法のひとつで、自分の働きで得たなかから余剰の一部を社会のために進んで譲る「推譲」にちなみ、映画製作への支援募金を広く呼び掛けている。
1口10万円以上で主に企業対象の「推譲スポンサー」、1口1万円で個人・企業対象の「金次郎サポーター」があり、協力者には映画パンフレットへの記載や映画チケットなどの特典がある。
また募金箱を設置して小口の支援も呼びかけている。募金箱設置場所は、小田原市役所や尊徳記念館のほかJAかながわ西湘、さがみ信用金庫、ヤオマサ、鈴廣、富士屋ホテルなど。
問い合わせは応援団事務局(尊徳記念館内)【電話】0465・36・2381へ。
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