――いよいよ1月6日(日)、小田原市で先行上映会が開かれます
五十嵐匠監督(以下、五十嵐)「これまでに12本の映画を撮りましたが、今回が立ち上がりに一番苦労しました。小田原を中心に多くの人に支えられできた映画なので感慨深いです。良い1年のスタートになると思います」
合田雅吏さん(以下、合田)「地元のみなさんに観てもらえるのは本当にうれしいです。子どものころから知っている市民会館の舞台に(舞台挨拶で)立ち、それが自分の主演映画なんて夢にも思わなかったですね」
――今、なぜ二宮金次郎を題材にしたのですか
五十嵐「一般的に金次郎といえば道徳のイメージがある。しかし実際は、『道徳』に『経済』も結び付けて、荒廃した農村の復興を果たしていった。そこが深くて面白い。道徳と経済の2本立てという考え方は、現代だからこそ共感される部分もあるのではないでしょうか」
――作品の見どころは
五十嵐「今回はエンターテイメント、西部劇のようにしてやろうと。土地も人心も荒れた桜町領(栃木県)に、ガンマンではないですが金次郎が入っていく。村や人々がどう変わっていくかを描きたかった。観た後にパッションというか、何か動き出したくなるような映画になったと思います」
――郷土の偉人を演じることへの思いは
合田「初めは『演じたい』と『不安』が半々でした。主演が決まってから撮影開始まで1年ほどあり、その不安を埋めようと本を読んだり、田植えや稲刈りも体験しました。ある日、勉強のために尊徳記念館(栢山)で学芸員の方にお話を聞いたあと、外にある尊徳の銅像をふと見ると何となく祖父に似ていたんです。その時『20年か30年たてば自分もこんな顔になるんだ。俺は演じられる』と気持ちが固まりました。クランクインの時は、もう迷いは無かったですね」
五十嵐「スケジュールの都合で撮影の最初は、金次郎が21日間断食するシーンでした。初日、合田さんは、目にくまがあるほどかなり痩せて現場に入ってくれた。その姿を見た共演者やスタッフも『ここまでやって(準備して)きたんだ。すげえな』と。合田さんの緊張感が伝わって現場が団結しました。演出や演技の前に、そういうところが大事なんです」
――どのくらい減量したのですか
合田「普段の自分の体形からすると金次郎は体格が良いので、撮影に向けてトレーニングと食事で筋肉を付け5kg以上アップさせていました。クランクイン直前の6日間で7kgほど落としました」
――作品が完成して感想は
五十嵐「物まねとか、再現ドラマは作りたくなかった。初めから『合田金次郎』でいいと思っていた。粗いことや土臭いことをしても合田さんが演じると観客に届きやすい。他の人ではできない魅力ですね」
合田「撮影前に監督にアドバイスをいただいたように、演じるのではなく、金次郎先生として”生きられた”と思います」
――地元では企業、市民などから応援があります
五十嵐「協賛金や募金、エキストラの出演ほか、みなさんが『積小為大』の精神で応援してくれます。まさに二宮先生の教えが、今でも地域に生きていると感じました」
合田「『推譲箱』もかなりの数を設置していただき、金次郎という人物に思いがあるんだと感謝の気持ちでいっぱいです」
――先行上映会の後、夏にも全国公開が予定されているそうですね
合田「『100年残る映画にしよう』という意気込みでつくりあげた作品です。まずはエンターテイメントとして楽しんでいただいて。そして金次郎先生の生涯や考え方を知り、地元への誇りや愛着を感じてもらうきっかけになればうれしいです」
五十嵐「僕は、観客が気持ちよく裏切られればいいなと思っています。堅い内容かと思って観たらエンターテイメントで、劇場を後にするとき何かしらを胸に持って帰ってもらいたい。この映画が金次郎を知るきっかけのひとつになればと。多くの方にぜひご覧いただきたいです」
――ありがとうございました
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