真っ黒に日焼けした小田原出身の異色のバットマンが、沖縄県八重瀬町のグラウンドにいた。琉球ブルーオーシャンズの繁田隼内野手(27 ・西湘高校出身)だ。
これまで国内に留まらず、海外の独立リーグを渡り歩き、沖縄県初のプロ野球球団として始動したチームに入団。チームと共に新たな挑戦を続ける。「毎日、みんなと野球することが楽しくてたまらない。明日に早くならないかなと、夜も寝られないくらい」と日々の充実ぶりを伺わせた。
「自分はプロ選手」という自覚はグラウンド内外でも表れ、野球を仕事としてメリハリを持って取り組むことを意識。栄養摂取や入念なストレッチなど、体調面にはこれまで以上に気を遣うようになった。
現在、内野の複数ポジションに挑戦している繁田選手は「守備の安定性と打球への反応」を課題に上げ、「実戦でどれだけできるのかが不安」と本音も漏らす。だからこそ毎日の全体練習に加え、日々の練習で不安を自信に変える努力を重ねる。
これから実戦が本格化し、2月29日(土)には読売ジャイアンツ3軍とのオープニングゲーム(沖縄セルラースタジアム那覇)が控える。「神奈川魂を持って戦っている。チームで一番打ちたいですね」。アピールを続ける背番号52が夢への一歩を踏み出した。
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