小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年3月14日
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新型コロナウイルス拡大防止策の一環で休校措置などが続き、食品関係の需要が高まっている。惜しまれつつ3月末に閉店する「さえんふーず鴨宮店」(小田原市南鴨宮)では弁当や惣菜の出荷増を最後の地域貢献とし、朝からスタッフが製造に取り組んでいる。
同店を含め、市内久野と蓮正寺に店舗を構える「有限会社さえんふーず」の大石康之代表取締役社長(76)は「肉や魚などの食品関係の売上がここにきて伸びている」と新型ウイルスの影響を話す。
50年前に38坪のスーパーから始まった同店。大手食料品店などの台頭もあり、鴨宮店は3月末の閉店が決まっているが、ここにきて手作り惣菜の売り上げが急増。298円からの手作り弁当などが昨年比で15%増加しているという。
朝から午後までスタッフが製造を続け、忙しい時間は社長も品出しを行う。「地域のために最後まで品揃えにはこだわっていきたい」と大石代表は笑顔で話している。
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