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若い感性で地域と連携 小田原城北工業高校デザイン科

社会

公開:2020年9月5日

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▶デザイン科が手掛けたポスターなど
▶デザイン科が手掛けたポスターなど

 今年10月に開業100周年を迎えるJR小田原駅の記念ロゴマークと、12月に市制80周年を迎える小田原市の記念事業のロゴマーク。これらを制作したのは、県立小田原城北工業高校デザイン科の生徒だ。これまでも地域で数多く事業のロゴやポスターなどのデザインを手掛けてきた同科の取り組みを取材した。

 同校は1961年に創立、63年にデザイン科が設立された。ビジュアルデザイン、プロダクトデザインを中心に専門的な知識や技術を教えている。卒業生はさらに専門学校などに進学し、グラフィックデザイナー、アニメーターなど多岐に渡って活躍しており、プロの漫画家も輩出している。

 行政との連携は2005年から。二宮尊徳記念館が主催する「尊徳祭」の金次郎のキャラクターの制作依頼をきっかけに、14年からは「小田原市民文化祭」のポスター制作も担当。「若い感性でイベント自体が活気づく」と各担当課やイベント主催者から連鎖的に依頼が届くようになったという。直接指名だけではなく、その時々で選定方法は変わるものの、専門技術によるクオリティーの高さでコンペを勝ち抜き実績を積み上げてきた。現在は、「開成町あじさい祭り」など市外からの依頼も含め、年間5件以上、キャラクターやポスター作成に関わっている。

 校内では、授業の一環として外部依頼の作品を募り、コンセプトや相手が何を求めているかなど実践的な指導に力を入れている。タブレット機器などを自ら購入する生徒も多く、技術向上に余念がない。小田原駅100周年のロゴを制作した久保さん(3年)は、「小田原駅を想起させ、目に留まるデザインにこだわった」と話し、市制80周年のロゴを制作した佐野彩菜さん(3年)も「歴史だけでなく、さまざまな魅力がある小田原市について熟考した」と話す。2人が担当したロゴデザインは、それぞれ小田原駅や街中でも使用され、より多くの市民の目に触れていく。

 グラフィックデザインを指導する飯島里穂教諭は「デザインを考えることが、地域に愛着を持つきっかけになり、地域に貢献できることが生徒の自信にもつながる。今後も発展させていきたい」と話した。

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