小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2021年2月13日
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小田原市によると、関東3大梅林にも数えられる曽我梅林には、十郎や白加賀などさまざまな白梅約3万5000本が栽培されている。富士山や箱根の山々を望む背景とともに人気を博し、毎年多くの人が観梅を楽しんでいる。
小田原の梅の歴史は古く、戦国時代に北条氏が統治した以前から地域では梅の栽培が行われていた。梅の実を兵糧用にするため、城下に多くの梅が植えられたという。
曽我別所梅まつり観光協会によると、かつて箱根越えの拠点の宿場町として栄えた小田原には、多くの旅人が来訪。弁当の防腐や健康食品などとして、梅干しが重宝されたという。長年多くの梅製品が生産され、市によると江戸時代には「東海道中膝栗毛」などに、小田原の名産品として梅漬が登場している。
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