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地元ボーイスカウト レース車に「かまぼこ板」 地元名産品を利活用

文化

公開:2021年3月20日

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ボーイスカウト団員と上村社長(左から3番目)
ボーイスカウト団員と上村社長(左から3番目)

 小田原名産のかまぼこの板を台車に使用した手の平サイズの車で速さを競う「かまぼこカーレース」が、ボーイスカウトで行われている。約6年前、地元のボーイスカウトで考案された企画で、厚紙や紙粘土などでデザインした車を傾斜のある土台の上から走らせる。これまでに3回大会が行われ、回を重ねるごとに速さ以外に走行距離や車のデザインコンテストも開かれた。

 県立おだわら諏訪の原公園で3月28日(日)に行われる、日本ボーイスカウト神奈川連盟西湘地区協議会主催の「自然体験あそび」でも、カーレースを実施する。参加募集は締め切られているが、新型コロナ感染防止対策をした上で午前10時から見学は可能。また、同様のイベント開催予定の平塚や秦野、厚木エリアでも企画されるなど広がりを見せている。

アイデアで実現

 カーレースは、アメリカのボーイスカウトが行っている「パインウッドカーレース」が元になっている。小田原でも開催を企画したが、輸入品のため費用面で苦慮していたところ、団員からかまぼこ板を使うアイデアが出された。山上蒲鉾店(上村純正社長)に勤める団員の保護者が上村社長に相談、協力が得られカーレースは実現することとなった。これまでに提供されたかまぼこ板は約千枚。上村社長は「板がこのような形で役に立つなら嬉しい。小田原のアピールにもつながる」と快諾したという。

 ボーイスカウト小田原第12団カブスカウト隊の小林智人隊長によると、団員は重量を軽くしたり車軸の重心を調整するなど工夫を凝らし製作しているという。「作る喜びを知り、フェアプレイの精神を養うことにつながる。かまぼこ板を使うことで、地域を知るきっかけになる。今後広がっていけば」と、小林さんは期待する。

かまぼこ板で作られた台車
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