小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2021年7月17日
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仙石原の箱根湿生花園で、導入記録のない不思議な植物が生えている。3年ほど前に同園の職員が発見。高さは約110cmで、上部に内側が赤い苞(がくの一部が変化したもの)が開いている。
同園の調べによると、さといも科の「ヤマコンニャク」ではないかとみられている。ただ「ヤマコンニャクは四国南部や九州、奄美大島、台湾など温暖な地域に自生する多年草。導入した記録もなく、なぜ園内に生えたのか分からない」と、学芸員は首をかしげる。「鳥が種を運んできたのか、搬入した落ち葉に種が付着していたのかもしれない」と推測している。
7月初旬に吹き荒れた強風と大雨の影響で折れてしまったというこの植物。学芸員たちは昨年種を採取しており、10月末ごろに撒いてみたところ、約30本の発芽を確認したという。「今後、来場者にも楽しんでもらえるよう増やしていきたい」と話している。
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