神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

小田原市 キッチンカー「食べて応援」 市役所駐車場などを活用

社会

公開:2022年1月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
市役所駐車場では毎週火曜、午前11時から午後6時まで、3台のキッチンカーが登場
市役所駐車場では毎週火曜、午前11時から午後6時まで、3台のキッチンカーが登場

 新型コロナウイルス感染拡大防止の協力金交付対象から外れるキッチンカー事業者を支援しようと、小田原市が公共施設活用策の一環とした応援プロジェクトを行っている。感染症再拡大で各種行事の開催可否が議論される中、市の関係者は「コロナ禍だからこそ支援を」と活動に取り組んでいる。

 市の経済部商業振興課によるキッチンカー応援プロジェクトは、市内を拠点とする9事業者による小田原北条キッチンカー組合(塚田健仁代表)と連携し、公共施設で飲食を提供する活動。時短要請等に応じた飲食店に県が交付した協力金の対象外となったキッチンカーを市職員が「食べて」支援しようと企画された。

 取り組みは、昨年10月に組合を官民連携で立ち上げ、市役所正面で試験的にスタート。メニューや設置場所は、市職員の意向を調査するなど検討と改善を重ねている。

 現在は市役所(市内荻窪)がけやき通り横の駐車スペースで毎週火曜、上下水道局(同高田)では隔週火曜、小田原競輪場(同城山)が競輪非開催日(不定期)にキッチンカー2〜3台が軒を並べている。上下水道局以外は一般利用も可。

継続に双方意欲

 1月18日には市役所にスープカレーと焼き肉弁当が登場し、昼過ぎから密を避けた行列ができていた。市職員の一人は「スマホ決済ができる店も多く、できたてを素早く購入できるのも魅力だと思う」と話した。

 市商業振興課によると、市役所では職員に加え、来庁者や近隣住民の利用も伸びており、1日70食分ほどの売上があるという。同課職員は「営業時間を午後6時まで延ばしたことにより夕方の需要も掘り起こせた。何より事業者が営業時間の延長などにも柔軟に挑戦してくれていることが大きい。再びの感染拡大だが支援活動として続けていきたい」と語る。

 唐揚げメニューを提供する「フードトラック キング」を運営する同組合の塚田代表は「競輪場では近隣の方や学生向けのメニューを考えるなど、売り上げ面だけでなくリサーチの場にもなっている。衛生面への対応をきちんと行い、今後は組合員を増やすなどして飽きさせない取り組みを進めたい」と話す。

 キッチンカーの出店スケジュールなどは市HPで確認できる。

フードトラックキングを運営する塚田代表(左)と露木幸加さん
フードトラックキングを運営する塚田代表(左)と露木幸加さん

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

まちに住んだ著名人の記録

十字町商店会

まちに住んだ著名人の記録

歴史冊子「ヒストリア」刊行

5月18日

箱根町が県内最低

合計特殊出生率

箱根町が県内最低

唯一「1.0」を下回る

5月18日

優勝目指し「アツマーレ」

湘南ベルマーレF

優勝目指し「アツマーレ」

小田原駅前で開幕イベント

5月11日

阿武剋関に化粧まわし贈呈

旭丘高校

阿武剋関に化粧まわし贈呈

同校出身、新十両に昇進

5月11日

若き山田太一氏の足跡

小田原高校中等教育史料館

若き山田太一氏の足跡

母校との縁 企画展で紹介

5月4日

末裔集い「戦国武将サミット」

末裔集い「戦国武将サミット」

講演会、大茶会など3日間

5月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

  • 5月4日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook