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箱根町大涌谷 自然研究路が再開 約7年ぶり観光客受け入れ

社会

公開:2022年4月2日

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自然研究路を散策する観光客(3月28日撮影)
自然研究路を散策する観光客(3月28日撮影)

 箱根町の大涌谷園地自然研究路が3月28日から再開した。2015年5月に箱根山が噴火警戒レベル3(入山規制)となって以来、6年10カ月ぶり。まん延防止等重点措置が解除され、春休み期間中で晴天だったこともあり大涌谷園地は大勢の観光客でにぎわった。

 箱根町は自然研究路再開に向け、道の整備やシェルターの設置、引率する監視員の研修など、安全対策を行ってきた。

 閉鎖前は噴気地帯まで自由に往来できたが、今後は1日4回、各回30人の予約制で監視員が引率する。コースは大涌谷園地から1周約700m、所要時間は約40分間で、予約は箱根町観光協会公式サイト「箱根全山」で受け付けている。

 再開初日に横浜市から家族5人で訪れた三宅永敬さん(43)は、「歩きやすかった。自然の迫力を感じることができ、子どもたちと一緒に来られて良かった」と話した。

 勝俣浩行箱根町長は「箱根の観光は冷え込んだ状況が続いていたので、自然研究路の再開が一つの起爆剤になってもらえれば」と期待を寄せた。また、監視員を務める箱根観光ガイド協会の若林宏光会長は「自然を感じてもらうことができてうれしい。安全に楽しんでもらうため、万全の体制で迎えていきます」と話した。

個人客が増加

 箱根ロープウェイ(株)によると、28日は大涌谷駅で乗車を待つ行列ができ、利用者は20年11月のGoTo トラベルの期間中と比較して9割程度だったという。名物の「黒たまご」を販売する奥箱根観光(株)によると、販売数は同時期との比較で6割程度。同社の梁瀬雅之取締役は、「個人客は動き出してきたが、団体客は戻っていない。自然研究路再開が浸透していき、ゴールデンウィークに商売ができれば、明るい兆しが見えてくるのでは」と話した。

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