小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2022年7月30日
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現地で軽やかな走りを見せた大垣さん（提供）
６月29日から７月10日にフィンランドで開催された「世界マスターズ陸上」に、小田原市栄町在住の大垣徹晃さん（55）が１００ｍと２００ｍ（55〜59歳）に出場し、２００ｍで25秒39を出し自己ベストを更新した。
大学時代、陸上部に所属していた大垣さん。市内で飲食店を経営する傍ら、44歳でマスターズデビュー。２０１７年のアジア大会２００ｍ（50〜54歳）で銅メダルを獲得するなど、国際大会でも活躍してきた。
コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻など揺れる世界情勢の中で、世界大会へのエントリーに悩んでいたが、６月に愛知県で開かれた大会の２００ｍ部門で１位を獲得。７年ぶりに自己ベストを更新できたことが後押しとなり、「今後の自分のために、後悔したくない」と出場を決めた。
日本人では55～59歳クラスの出場は大垣さん１人。現地にはこれまでの国際大会で切磋琢磨してきた海外の選手たちも集結し、リラックスして試合に臨めたという。１００ｍでは、予選・準決勝で自己シーズンベストで10位、２００ｍ予選で自己ベストを更新し、13位となった。大垣さんは「世界の壁は高かったが、負けて悔いなし。40代の頃より、今の自分の方が速い」と語った。
マスターズは、18歳以上であれば競技成績に関係なく出場が可能。競技クラスは５歳刻みとなり、国際大会は35歳以上であれば出場できる。
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