神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

10月7日(金)公演 特別インタビュー 「節目の公演、今から楽しみ」 落語家 林家木久扇さん

文化

公開:2022年8月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
インタビュー後の木久扇さん。「会場では、出演者がセンス(扇子)を競います!」
インタビュー後の木久扇さん。「会場では、出演者がセンス(扇子)を競います!」

 トレードマークの黄色の着物さながらに、明るい笑いを世間に届け続けている落語家・林家木久扇さん。

 小田原三の丸ホールで10月7日(金)に開催する「林家木久扇・三遊亭小遊三・春風亭小朝三人会」を前に、落語家としての思いや公演の見どころを聞いた。

   *  *  *

 --公演は木久扇さんの「生誕85年記念」と銘打たれています。

 「落語家は、あんまり歳をはっきりいわないで少し若ぶっちゃったりするんですが(笑)。自分にとって85歳というのはひとつの大きな節目ですし、記念の公演を盛り上げようと今から楽しみにしています」

 --木久扇さんは小田原市と縁はありますか。

 「実は妻の姉の嫁ぎ先が小田原で、しょっちゅう来ています。こちらは美味しいものがたくさんありますよね。ついこの間も『だるま』さんで天丼を食べました」

 --よくご自身を落語でいう「与太郎」キャラとおっしゃっています。また、3月には『バカのすすめ』という本も出版されました。どのようなお考えでしょうか。

 「バカになり切ると、相手の方が心を許して内緒の話をしてくれたり、いろんな経験をさせてくれたりします。私は楽屋でいわゆる『芸談』はしません。そんなことで噺は上手くならない。やはり自分の中にいろいろな聞いたことや経験を積み重ねることで、面白いとか上手いと言われるようになると思います」

 --「三人会」はまさに人気落語家のそろい踏みですね。

 「お二人とも古典の名手で、小朝さんは中でも人情もの、小遊三さんは粗忽ものや長屋ものが得意です。その中で、私の役割は『落語の入門編』だと考えています。私だって桂三木助(3代目)とか林家正蔵(8代目)という本物の名人の弟子なので、古典でできる噺もあるんですよ(笑)。でも僕がそれをやっちゃったらお客様が『木久ちゃん、こんな難しくなっちゃうの』と思うだろうし、期待していただいているイメージはそれではないので。落語ファンを増やすつもりで、いつも入門編の落語を話しています」

 --10月の公演では、初めて生で落語を見る方も多いと思います。

 「大きな会場での場合、後ろの方から落語家は小豆ぐらいにしか見えないかもしれません。ただ皆さまを楽しませるパフォーマンスや演出も考えています。小朝さんに小遊三さん、それに息子の木久蔵も出ます。それぞれの出演者がセンスを競いますので、ぜひ皆さま三の丸ホールにお越しください。心よりお待ちしております」

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

SDGs活動を一冊に

おだわらSDGs実行委員会

SDGs活動を一冊に

2023年度版が完成

5月18日

幻想的な竹灯篭

幻想的な竹灯篭

中井町 厳島湿生公園

5月18日

「なりわい体験」参加募集

「なりわい体験」参加募集

商議所会員 5月31日締切

5月18日

音楽とヒーリング

読プレ

音楽とヒーリング

6月16日 三の丸ホール

5月18日

5月26日に総会

西湘高同窓会

5月26日に総会

現役生と交流イベントも

5月18日

猫の里親会

猫の里親会

フレスポで

5月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

  • 5月4日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook