小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2023年1月1日
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寄木トロフィーを持つ金指ナナさん（上）と台座のデザイン
箱根町は昨年12月19 日、東京箱根間往復大学駅伝競走の往路優勝校に贈る寄木製の記念トロフィーを公表した。制作したのは金指ウッドクラフト（箱根町畑宿）の伝統工芸士チーム。トロフィーは通算27作目。障害や人種、ジェンダー、宗教などあらゆる背景を持った人たちが分かり合える「平和な世界」を願い、台座を人々が手をつないで輪をつくるデザインにした。
第73回大会からトロフィー制作に携わっていた先代の伝統工芸士・金指勝悦さんが昨年７月に亡くなり、制作途中だったものを弟子が引き継いで完成させた。夫を亡くした金指ナナさんは「主人は生前から『平和』をテーマにしたいと言っていた。その遺志と、無垢材を使う主人の工法を引き継いだ」と背景を話した。
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