ヨコハマ・都筑ミュージカル委員会 5年ぶりの公演 テーマは「大人の自己実現」
区民ミュージカル「ヨコハマ・都筑ミュージカル委員会(志田佳則委員長)」の結成15周年公演「王様になった妻の物語」が4月30日、5月1日に行われる。本番を間近に控え、練習も大詰めとなっている。
市内各区で行われており、公募の区民で構成される区民ミュージカル。都筑区での公演は5年ぶりとなる。
今回のストーリーは、昔のイタリアが舞台。幸せな結婚生活を送っていた主人公トニオとニーナだが、ある日お忍びで町を見物していた王様が妻ニーナに一目惚れし、無理やり城に連れさってしまう。二人が再び結ばれるまでの、波乱万丈の物語だ。シンプルな恋愛ドラマや若者の青春ストーリーではなく、結婚した後も続く”人生”を描く。結婚がゴールではなく、その後も困難を乗り越えながら自分の生き方を考えていくという「大人の自己実現」がテーマとなっている。
同委員会の志田佳則委員長は、「15周年の節目。大人を主役に、一歩進んだストーリーで新しい挑戦をしたかった」と話す。舞台の魅力は、登場人物のユニークな個性。傲慢な中に愛嬌がある王様や、おっちょこいだが誠実な主人公など、ちょっと面白くて愛せるキャラクターが揃う。一人の人間が様々な表情を見せる奥の深い演技にも注目だ。
台本に魅力を感じて集まった小学生から大人まで総勢40人のメンバーも、やはり個性派揃い。王様役を演じる小泉芳洋さん(南山田町・44歳)は、普段セミプロのロックバンドで活動しており、ミュージカルには初挑戦。「物語の中に観客を引き込むのが難しい。でも、そこが醍醐味」と話す。味のあるキャストが作り上げる舞台に期待が高まる。
公演は、都筑公会堂で行われる。4月30日は18時半から、5月1日は2回上演があり、12時半と16時半からとなっている。チケットは区役所売店などで販売中。全自由席で前売券が1800円、当日券は1900円。電話予約や問合せは同委員会事務局045(941)3608まで。
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