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モミジとカエデは違うの? 紅葉が美しい「イロハモミジ」 日本自然保護協会自然観察指導員金子昇(富岡西在住)

公開:2011年12月1日

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 区内のカエデも色づきだし、紅葉の美しい季節を迎えました。今年は台風12号による影響で、例年のように美しい色合いを見せてくれるか心配です。

 さて、「モミジ」と「カエデ」は違うのでしょうか。

 古来からの草木染めの方法は、草木の汁を揉み出し、布に染めていました。この「揉み出し」から転化して「モミジ」という言葉が生まれました。そして秋には樹木の葉が赤や黄色、褐色と色づいてくる様子から、これを「モミジ」といい、「紅葉・黄葉」という漢字で表しました。さらに樹木の中でもカエデの仲間はひときわ美しい色に変わる(モミジ化する)ので、その後「カエデ」を「モミジ」とも呼ぶようになりました。ちなみに「モミジ狩り」の言葉はあっても、「カエデ狩り」とは言いませんね。

 区内の山林や公園で見られるカエデのほとんどは、「イロハモミジ」(別名、タカオカエデ)です。カエデの名の由来は、葉の形が「蛙の手」に似るためです。また「イロハ」とは、1枚の葉の突き出し(これを裂片という)の数をかぞえるのに、昔は「い、ろ、は、に…」と数えたからです。

 春に小さな花が咲き、秋になると対になった実をつけますが、カエデは種類により、この対の角度が違います。皆さんも確かめてはいかがでしょうか。
 

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