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金沢病院 慢性疾患は"患者が主役" 継続治療を全力でサポート
景翠会金沢病院に4月から、糖尿病と呼吸器内科の専門医、田川暁大医師(40)が赴任した。糖尿病患者は「強く疑われる人」と「可能性を否定できない人」を合わせると全国に2210万人いると推定される(2007年国民健康・栄養調査より)。生活習慣と深い関わりがあるとされる慢性疾患との付き合い方や治療法を聞いた。
――糖尿病が疑われる人の約4割は、治療を受けたことがないそうですね。
田川――軽度の糖尿病ですと痛みなどの自覚症状がないんです。そのため、健康診断でコレステロール値や血糖値、中性脂肪の値が高く「治療が必要」と言われても、そのまま放置する人が多いようです。でも逆に合併症などの症状が出てからでは、遅すぎる。例えば腎不全を併発すれば、一生、人工透析が、必要になる場合もあります。
――合併症が出る前の治療が大切ということですね。
田川――はい。合併症さえ発症しなければ、今までとほぼ変わりなく生活できます。バランスの良い食事と運動を心がければ、薬が必要でない人も大勢いますよ。まず健康診断にひっかかったら、面倒がらずに受診して欲しいですね。
――では、呼吸器内科の慢性疾患というと?
田川―喘息や従来、慢性気管支炎、肺気腫といわれていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。COPDの原因はほとんどが喫煙です。咳や痰が続き、息切れなどの症状が見られます。
――慢性疾患と付き合うコツを教えてください。
田川――慢性疾患は症状がよくなった後も継続的な自己管理が必要なので、「患者さんが主役」になることが大切です。医師はそれを全力でサポートいたします。治療の目的をきちんと説明し、目標を共有することで支えていければと思います。100点満点の生活を継続するのは大変ですが、85点でも合格は合格。何か1つ、頑張った足跡を残していけば、自信を持って続けられると思います。
■問い合わせ=金沢病院【電話】045・781・2611
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