「わかめで海をきれいに」 八景島で植付け体験
わかめの植付けを体験できるイベントが12月14日、横浜・八景島シーパラダイスで行われ、小学生を中心に35人が参加した。
「皆さんには海の環境をきれいにする手助けをしてもらいます」という飼育員の説明で始まったわかめの植付け体験。わかめも木々と同様、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す働きがあるため温暖化防止につながること、海の生物の「ゆりかご」となることなど、海草が果たす役割について話すと子どもたちは真剣な表情で耳を傾けた。
その後、5cmほどのわかめの芽をロープに植え付け、同施設内の海の中に。3カ月後には2mほどに成長したわかめを収穫できる予定だ。海老名市から娘の綾乃ちゃん(5)と参加した菊池豊さん(38)は「わかめに二酸化炭素吸収の機能があることはなんとなく知っていたが、子どもと学べるのは良い体験だと思う」と話していた。
この取り組みは横浜市が同施設と脱温暖化を目指す、ブルーカーボン事業の一つで今年で3年目。ブルーカーボンはグリーンカーボン(森林による二酸化炭素吸収)のような、海草などの海洋生物による二酸化炭素の吸収のことだ。体験を通してわかめの役割を学び、ブルーカーボン啓発につなげる目的がある。
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