”金沢区ママ”の味方に フリーペーパーで情報発信
金沢区に住む母親と子どもの交流を目的に活動するサークル「金沢区ママ」(上野さやか代表)がこのほど、サークル名を題字にしたフリーペーパーを発行した。
「金沢区は子育てしやすい場所。活動で知った情報をサークル外のママにも提供したかった」と上野さんは話す。今号は親子で楽しめる公園や施設、イベントを紹介。忙しい母親がじっくり文章を読まなくても情報が入るよう、デザインにこだわった。「これを見たママが設置場所を提供してくれるなど輪が大きくなった」と手応えを感じている。
上野さん(29)が金沢区ママを立ち上げたのは2008年。22歳で長男を出産し、周りに頼れる「ママ友」がいない心細さを覚えたことがきっかけだった。「今までは社交的な性格だったが、区役所の検診に行っても誰とも話せなかった」と振り返る。そこでコミュニティーサイトで金沢区在住のママを募集。1年しないうちに50人が集まり、今では約100人が在籍する。季節の行事やランチ会を通して、友人を作り育児の相談や情報交換もできるようになった。「一緒に子育てをしてくれる友達ができ環境が変わった。本当に良かった」。
フリーペーパー製作もママ友ネットワークがあってこそ。今年5月に企画が持ち上がり、8月1日には発行。「元編集者のママのつてなど、人とのつながりであれよあれよという間にできた」と笑う。5000部を刷り上げ、現在は区役所や地区センター、保育園、飲食店など約70カ所に設置されている。「地域一体となって子育てができるようになれば。大きなイベントができるようになるまで頑張りたい」と夢を話した。
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